情弱からの卒業

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平成の次の時代での働き方 <これからの世界をつくる仲間たちへ 落合陽一著>

 コンピュータがより身近になり、AIが仕事を奪うと言われるような時代になりました

 

なので、昭和・平成前期と、平成後期(最近)で

働き方の方法・価値観の変化

を実感されているのではないのでしょうか

 

本著は、過去の成功例が使えず、ワークについての教科書が無い状態で、

これからの働き方に向けた考え方・身につけるべき武器について書かれております

 

本著の主なメッセージは以下3つ

 

 

1:コンピュータになくて、人にあるもの、それはモチベーション

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何を実現したいか

 

これをしっかり持ち、それを実装する手法があれば、今はコンピュータを「使う」側にいれます!

逆に、強いモチベーションがない人は、コンピュータに「使われる」側にしか立てません

 

コンピュータの強み = 総当たり戦

つまり、与えられた問題の答えやコンテンツのバリエーションを総当たり戦で探して、最適解を見つけるのは超得意です。

なので、こういう分野で戦うのはあまりよろしくありません。。。

 

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「自分自身は何にモチベーションを感じるんだろう…」

と感じて、自分の内面に目を向ける人が多いと思います。

 

しかし、これで上手くいかないことは少なくないでしょう。

 そういう時、意識を外の世界に向けてみましょう。

 

まずは自分が解決したいと思う小さな問題を探してみましょう

 

おそらく、それが好きなこと」「やりたいこと」ではないでしょうか

 

そして、解決したい問題さえ見つかれば、そのための進路を選びやすくなるでしょう

 

 

2:身につけるべき武器

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「IT企業に就職するのが良くて、そのためのスキル(英語、プログラミング)が必要だ!」

と思ってませんか?

 

これはIT化の本質を理解できてません・・・

IT化による革命の本質は「物理的なリソースが必要なくなった」ことです

 

つまり、「実現したいこと」に物理的なリソースが必要だったら、それを持ってる大企業に就職したら良いと思います。

   

 

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 自分自身に価値をつけ、どこでも活躍できるための武器が何かが紹介されています

 

例えば、「思考体力」

これは、基本は解釈力です。

 

検索で知った答えを自分なりに解釈して、様々な知識と紐付けていき、そこに書かれていないストーリーを語ることができるかどうかがポイントになります 

 

たくさんの知識を貪欲に吸収してオリジナリティを追求していきましょう!

 

 

他に重要な武器は「専門性」

暗黙知を深めて、自分にしかできないことを積み上げてオリジナリティをもち、歴史の流れに乗りましょう

 

 

他にも「言語化する能力」や「論理力」などありますが、詳細は書籍にて。

 

3:ワークライフバランスの問題点

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もし、ワークの中身が「好きなこと」「やりたいこと」なら、バランスなんて考える必要ありませんよね?

 

ワークが辛くて、ライフが楽しいからバランスを考えないといけなくなるのです。

 

つまり、最も大切なのは、自分にとって「好きなワーク」「やりたいワーク」を見つける、もしくは創り出すこと

 

 

これからの世界をつくる世代の方や、子育て中の親御様に読んでいただきたい一冊です!