情弱からの卒業

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やりたいことをやって稼ぐ【稼ぐが勝ち、堀江貴文著】

タイトルだけ読むと成金主義の本と思ってしまいます。が、実は違う。

これは、「やりたいことをやって」稼ぐが勝ちということ。

 

本著はライブドア事件で世間を賑わしたホリエモンこと堀江貴文氏が、コネ・資金ゼロから企業し、年商100億円になるまで企業を成長させ、TV局買収騒動の頃までの期間の事例をふまえながら、やりたいことをやるための合理的な考え・マインドや、現在の社会システムのおかしいとこををズバズバ指摘しています。 

 参考となる内容は以下4つ。

 「シンプル・イズ・ザ・ベスト」

・迷わず、本質だけをシンプルに押さえておけばいいのです。迷うなら、「シンプルがいい、シンプルがいい」と自己暗示をかければいい。

・目的にシンプルに向かっていくき、細かいことにとらわれず、大局を見る。

・リスクとリターンでシンプルに考えて、お金に数値化した上で判断すれば良いだけ。

 

「基本に忠実」

当たり前のことを当たり前に。そして全ては営業から。営業は気合と根性で充分です。

 

「歴史を学ぶ」 

失敗しないと学べない人は凡人です。凡人から一歩抜け出すには、過去の成功例・失敗例を学び、常に先人の知恵から学ばなければならないのです。

 

「ビジネス」

・もし無一文になったら、まずネット上でアフィリエイトビジネスと、デイトレーダーで稼ぎ、そのお金をベンチャー企業に投資するか、自分で事業を始めます。

・在庫がなくて、利益率が高くて、成長力のある商売を選べば必ず儲かります。そんな商売、世の中にたくさんあります

・人間の三大欲求は食欲、性欲、睡眠欲であり、これらを満たすものに絡むビジネスは、普遍的で長続きする。

 

聞けば当たり前と感じることが書かれてます。が、日々心がけていないと、シンプルに、愚直に実践し続けるのは意外と難しいでしょう。

人生・仕事への考え方を見つめ直す良いきっかけとなる本です。

やりたいことをやれているかモヤモヤしている人にオススメです。